これなあに? 平塚農業高校で見つけた不思議なもの、こと、あれこれ


 この動物は何? H28.2.9
 1棟のある部屋の前によく登場するこの動物は何?
 何かのキャラクターでしょうか?

 名前は「かんた」、図書館のマスコットキャラクターでした。
 本校の図書館のさまざまな場所に登場するかんたくん。
 たくさんの生徒が利用してくれるのを待っています。


 洗濯ばさみで何をはさんでいるの? H27.11.27
 温室に吊った糸に植物が洗濯ばさみで留められています。 この植物は何?
 なぜ洗濯ばさみで留められているのでしょう?

 スイートピーです。常に同じ高さの場所に花を咲かせるためでした。
 スイートピーの花を切り花として摘むと、その先のつるが伸びて新しい花芽がつきます。そのままだと、どんどん伸びてしまって手が届かなくなるので、花を摘んだらつる先を下げて洗濯ばさみで留めておくのだそうです。
 根元のほうはつるを巻いておいたりするなど、いろいろな処理方法があるようです。

 ニョロニョロがいっぱいいる? H27.10.9
 作物機械研究班が作ったものだそうです。何でしょう。

 バターナッツかぼちゃでした。
 中はきれいなオレンジ色です。軟らかく煮て、ポタージュスープにするとおいしいそうです。栽培する作物は毎年同じものにするとは限りません。
 在来品種を保存的に栽培することも大切ならば、新しい品種に挑戦することも大切です。

 この作物は何でしょう? H27.9.9
 農業総合科が栽培しているこの作物、イモやアケビではありません。長さ20cmほど、直径8~10cmです。生でも、煮ても食べられるというのですが…。

 アカゲウリでした。
 アカゲウリはウリの仲間です。モーウィとも呼ばれます。暑さに強い沖縄の胡瓜としてご存知の方もいらっしゃるかもしれません。食感はキュウリに似ていますが、淡白で青臭くないので、サラダにしても、冬瓜のように煮ても美味しい野菜です。
 農業総合科では今年も珍しい野菜にチャレンジしています。それは「販売総合」という授業で販売も行うため、園芸科学科と販売品目が重複しないように工夫しているのです。販売のとき、お客様に調理法を説明できるようにするのも目標です。右の写真はナスの一種で、ロッソ・ビアンコといいます。イタリアのナスだそうです。食べ方は?販売のときに聞いてみてください。

 正門の花壇はどんなコンセプトでつくられているの? H27.5.28
 正門のあたりに花を植えている学校は多いですが、本校の花壇はあまり他に見ないめずらしい植物でしつらえられています。どんなコンセプトで植えられているのでしょうか?

『ポタジェ』をご覧に入れています!
『ポタジェ』とは野菜やハーブの収穫と鑑賞を同時に行う庭園のことです。『キッチンガーデン』よりも鑑賞に重きを置いて、見て美しく食べても楽しい植物を色合いの調和を見ながら配置しています。本校は農業高校ですので、農産物等の栽培や加工を本格的に行っていますが、同時に家庭などで気軽に楽しめる『農業』の工夫も研究しています。学校農業クラブ「果樹園芸研究班」の活動として、昨年は文化祭でペットボトルにハーブや野菜を寄せ植えする企画も行いました。本校においでになった際は正門の花壇もご覧ください。
 

 何をしているの? H27.5.1
 本校の果樹園で梨の木に刃物で切れ込みを入れています。何をしているのでしょう?

 別の品種の枝を接木していたのです。
実らせたい品種の枝を強健な台木に接ぐことにより、果実を得るまでの時間を短縮できたり、安定した品質の果実を得ることができるそうです。今回は「園芸実習(果樹専攻)」の3年生が、以前この欄でも紹介したナシの「八達」を接木していました。そういわれると、ナシの木には品種を書いた札が下がっていました。1本の樹でも、枝によって実る果実の品種を変えられる、ということですね。不思議だ・・・。

 校歌は何調? H27.1.27
平塚農業高校の校歌はとても格調高く、美しい言葉が歴史を感じさせてくれますが、時代により、いろいろな調性の楽譜が存在します。原調は何調だったのかな?

 ト長調でした。
本校の校歌は東京音楽学校(現在の東京藝術大学)で作詞・作曲されたものです。作詞は青木存義(あおき ながよし)。この方は文部省唱歌の「どんぐりころころ」の作詞者です。校庭にも大きなシイやコナラの木があり、秋にはまさにどんぐりがたくさんなります。作曲は岡野貞一(おかの ていいち)。こちらも「もみじ」「春の小川」「ふるさと」と知らない人はいない名曲を作曲された方です。
 さて、「平農県立100周年の歩み」を見ると、大正7年に行われた県立十周年記念の際、校歌が作られ、その楽譜によると、ト長調。楽譜にふられた歌詞のカタカナ(クヮントウヘイヤノカナメヲシメテ~)を見てきちんと歌えるかな?

 オレンジ色の実は何でしょう? H26.12.8
オレンジ色で、長さ4~5cmくらいの実があります。何の実かな?

 ソテツの実でした。
本校の玄関の前にソテツの木が植えられています。(今年度銘標を新装しました。)このソテツは昭和39年に沖縄の中部農林高校より寄贈を受けたものだそうです。かつて、沖縄がまだアメリカ統治下にある時代、戦争で壊滅状態だった農業を振興するため、平塚農業高校が中心となって沖縄の高校生を地域で受け入れ、農業研修をしたことを記念して贈られたものとのことです。(「平農県立100年の歩み」より)
 ソテツというと南国のイメージがありますが、平塚でも元気に育っています。

 

 顕微鏡下に見えた、この小さな粒子は? H26.10.30
食品科学科3年生の「微生物基礎」で顕微鏡を用いた実験をしています。ある食品を青く着色して顕微鏡で見ると丸い小さな粒と細長い粒が見えます。これは何?

 ヨーグルトの中の乳酸菌でした。
 いろいろなヨーグルトを使って実験をしていますが、どの会社のヨーグルトにも必ず丸いのと細長いのがいます。丸いほうは球菌、細長いほうは桿菌というそうです。2種類の乳酸菌のおかげでおいしいヨーグルトができるのですね。
 実験で使っている顕微鏡は、普通科の高校では教師用として実験室に1台あるかな、という高価なものです。生徒実験に使えるなんてすごい!

 よく似た花ですね。何の花? H26.10.23
 

 左はオクラ、右はワタです。
 どちらもアオイ科に属していますから、似ているのですね。このオクラは赤い色のさやをつける珍しい品種です。
 ワタの花は開いてすぐは白っぽいですが、時間の経過とともに桃色になっていきます。若い実もついていました。乾燥してはじけると綿花になります。3年の課題研究で綿糸をつむぐ予定です。

 ネットに入っているものは何? H26.10.8
 果樹園のブドウ棚の支柱に結び付けてある赤いネットに何か入っています。

 犬の毛でした。
 本校果樹園の果物はとてもおいしいので、ハクビシンなどの野生動物がねらっています。なるべく危険の少ない方法で作物を守るために、ハクビシンが嫌う犬のにおいのするものを置いているのです。

 大きな鍋? H26.09.25
 直径1メートル近くあります。とても大きな鍋のようですが、床に何も熱源がありません。加熱できるのでしょうか。

 二重釜です!
 実は二重構造になっていて、外側と内側の間にボイラーから高温の蒸気が送り込まれ、加熱する仕組みになっています。
食品加工の実習では、密封をした缶詰や瓶詰め食品の殺菌をしたり、ジャムの製造にも使います。

 この梨は何? H26.09.17
 ちょっと昔をご存知の方ならきっと見たことのある梨…に似ていませんか。
  八達(はったつ)という品種です。
 見た目は二十世紀に似ていますね。実はこの梨は日本梨の二十世紀と中国梨の鴨梨(ヤーリー)との交配種です。かつて神奈川県で栽培を奨励されていた品種です。病気にあまり強くなかったので、今では栽培されているところも少なく、県内では農業高校くらいかと思われます。
梨のシャリシャリした独特の食感は、果肉部分に存在する『石細胞(せきさいぼう)』によるものだそうです。昔の長十郎などはこの『石細胞』がたくさんあるので、硬い果肉だったのです。逆に洋ナシにはほとんどなく、なめらかな食感です。
この八達はややなめらかな食感があります。珍しい品種に出会えるのも農業科ならではです。

 緑色の金平糖? H26.08.15
 うす緑色の金平糖のような形のもの。校舎の西側に植えてある木にたくさんついています。どうやらこの木の実らしいのですが?
 ずっとまえに愛知で行われた地球博のマスコットを彷彿とさせる姿。

 ヒバの実でした。
 このあと、実が熟すると茶色に変色し、中から種がこぼれます。
 切って中を見てみました。すでに若い種ができ始めています。
 針葉樹特有のテルペン系の揮発成分の香りがします。森林浴をしている気分になりました。
 園芸科学科の先生によると、これはフィトンチッド効果と呼ばれ、テルペン類が部分酸化する際に現れる物質の作用で、有害菌の不活性化、消臭等の効果があるのだそうです。
  普通作とは? H26.08.05
 平塚には「神奈川県農業技術センター(本所)」があります。技術開発と普及ならびに担い手の育成をとおして、都市と共存し産業として自立したかながわ農業の実現をめざしている機関です。本校も毎年生徒見学などでお世話になっています。8月に試験研究成績発表会があり、その通知文書に「普通作、野菜、花き・観賞樹」とありました。普通作とはどんな作物のことなのでしょう。

 稲、麦などの穀物やイモ、豆類など主食になりうるもののことでした。
 ちなみに野菜とはナスやキュウリ、ダイコン、トマトなどの他にメロンも含まれます。本校でも、温室メロンの栽培は『野菜』の担当者が行います!果物じゃないの?と思われるかもしれませんが、果樹ではないのです。

 ビンに入った飲み物? H26.07.16
 食品科学科の加工室で見かけるこの製品、2年生の「食品製造」という授業で製造します。

 ハイピスでした。
 食品科学科で生乳を加工して作る「ハイピス」という清涼飲料です。水で4~5倍に薄めて飲むとおいしいですよ。暑い毎日ですね、カキ氷にシロップ代わりにかけるという利用法もあります。いずれにしても、素朴で懐かしい味と好評をいただいています。
 「ハイピス」という名前は、○○ピスに似た味の飲料で、hiranoあるいはhigh schoolの「hi」をつけたのではないか、と想像していますが、何しろ歴史が長い製品なので確たるところはわかりません。毎週火曜日の販売で300円です。よろしければお試しください。しばらく在庫があると思いますが、売り切れの際はご容赦ください。さわやかな空色のパッケージにかわいい水玉のラベルは、農業総合科の生徒が授業で作成したものです。

 何の作物? H26.07.08
 平農の圃場(ほじょう:専門用語で畑や水田など、生産物を作る場所をこのようにいいます。)は校舎の背後に広がっています。5月から6月にかけて収穫の最盛期を迎えていたこの作物は、根元から次々と花を付け、黄色いバナナのように見える実をつけます。濃い緑色の実を付ける種類もあります。カボチャの仲間、ということですが、カボチャのようにつるを伸ばすことはありません。ナスに似た食感があります。

 ズッキーニでした。
 フランス料理やイタリア料理によく使われる野菜のひとつです。ナスやパプリカとトマト味で煮たラタトゥイユは南仏の野菜料理、暑い夏に最高ですね。平農では毎週火曜日に生産物を販売しています。今週は何が出るだろう?

 黄金色の雨が降る? H26.07.07
 正門を入って右側に大きな木々があります。その中の1本に、ちょうど今黄色い花が咲いています。梅雨の霧雨の中、深緑の木々をバックに明るい黄色の花はとても目立ちます。すぐ前のバス停からも見えます。ちょっと紅色の入った小さな黄色の花は、ぽろぽろとこぼれてきて、花の雨が降ってくるようです。この木は何の木でしょう?

 モクゲンジの木でした。
 平農の校内に生育している樹木には名前のプレートがついていることが多いです。この木のプレートには『モクゲンジ』とありました。ムクロジ科の植物で、ムクロジを漢字で書いた「木患子」をそのまま読んでしまったという説もあるとか。クマバチがミツをせっせと集めていました。golden-raintreeという英語名そのままに黄金色の雨が降るかのようです。種子は数珠に使われていたとのことで、結実のころが楽しみです。